米国株急落はトレンド変化の兆しか?過去の急落と比較してみる

今月は株式市場を中心に荒れており、特にNYダウでは1日における過去最大の下げ幅との報道もありました。リーマンショック時を上回る下落というと深刻に感じてしまいますが冷静に考えてみたいと思います。

NYダウの過去の急落時と比較

リーマンショック以降、順調に高値更新を続けているNYダウですが今回の急落のほかにも過去に2回ほど急落したのちに再び高値更新をしています。
2015年8月と2016年1月の急落がそうなのですが、まずは当時の日足を確認して今回の急落と比較してみます。

下落率

下落幅では今回の急落が過去最大との事ですがそもそも値段で見ていると判断を見誤ってしまう事もあります。ここは高値からの下落率で計算してみます。

年月 直近高値(ドル) 急落時安値(ドル) 下落率(%)
2015年8月 18,351 15,370 ▼16.2
2016年1月 17,978 15,451 ▼14.1
2018年2月 26,617 23,360 ▼12.2

以外にも今回の急落は過去の急落時よりも率で見れば低いことが分かります。
(今回の急落はまだ安値を付けたわけではありませんのであくまで先週末現在ということ)

一般に、高値から20%以上値を下げるとトレンドが変わったとみなす考え方もあるようですので12.2%の下落というのは適度な調整範囲とも考えられます。

参考までに日経平均の先週末時点での下落率は

年月 直近高値(円) 急落時安値(円) 下落率(%)
2018年2月 24,129 21,079 ▼12.6

ほぼNYダウと同程度の下落率になっています。

2015年8月の反発パターン

2015年8月の急落時では底値から日足17本で反発の高値を見せ40MAの水準まで値を戻しました。その後、日足8本で2番底を付けた後に日足6本で反発の高値を更新していきました。

2016年1月の反発パターン

2016年1月の急落時では底値から日足8本で反発の高値を見せ25MAの水準まで値を戻しました。その後、日足8本で2番底を付けた後に日足6本で反発の高値を更新していきました。

出来高に違いが

気になるのが今回の急落は出来高を伴うものになっています。

相場の転換点では出来高が伴うことがありますので、気になるデータではあります。

まとめ

1)下落率ではまだ適度な調整の範囲内
2)底値をつけた後は過去の事例から日足8本から17本で反発後の高値を形成し、以降は日足8本で2番底、日足8本で高値更新を目処に。
3)反発後の高値形成した後も安値を更新し続けることになると単なる調整から本格的にトレンドが変わった可能性が高まる。
4)過去の急落とは異なり出来高を伴っている点は注意

今回はまだ底値を付けたのかもまだ判断できませんが今後のシナリオの目安としてまとめてみました。

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