政策金利と長期金利のダイバージェンスが起きているアメリカ経済

今日の読売新聞の特集で面白い記事がありました。

アメリカ経済の懸念について紹介しているのですが私が興味深く読んだのが2つあります。

政策金利を上げても長期金利は上がらない

アメリカでは2015年末から利上げ段階に入り2017年には6月までに3回も利上げを行っています。通常、政策金利と長期金利(米国10年債)は連動して動くのですが利上げ後の長期金利はほぼ横ばいで推移しています。

政策金利と長期金利のダイバージェンスが生じているようです。ダイバージェンスはいつか解消されるので長期金利が上昇に転じるか再び利下げサイクルになるかどちらかのシナリオが考えられます。

前者の場合は通常の状態に戻るので特に問題は無いのですが後者の場合、利下げに転じるということはアメリカ経済が失速する事になりますので株式、為替市場でも相応の影響が出てくる事が想定されます。

長短金利差が縮小している

もう一つ、興味深かったのが長期金利と短期金利の差が縮小している事。

長期金利は米国10年債、短期金利は記述は無かったのですが恐らく米国2年債だと思います。
赤□でマークしたところでは長期金利が横ばいなのに対して短期金利が上昇しているので金利差が縮小しています。

通常では
長期金利>短期金利
の状態ですが、これが逆転すると何らかの変調をきたしていると思われます。

記事にもありますが2000年以降、2回ほど長短金利が逆転した時期がありますが2回とも後に景気後退局面に突入しました。
2000年の逆転局面では1年後の2001年にITバブル崩壊。
2006年の逆転局面では1年後の2007年にサブプライム問題、そして2008年にリーマンショック。

逆転現象が起きてから1~2年後に実体経済で変調を起こしています。

まとめ

まだ長短金利の逆転は起きていないが米の金利動向は注目しておきたいです。特に長期金利。
長期金利が上昇してくれれば大きな変化は無くアメリカ経済は順調に発展していくと思われます。

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