サイクル理論とは?FXや株でも使える環境認識方法

 投資を行っている方なら誰しも底値で買って最高値で売り払いたいものですがそううまくはいきません。サイクル理論は相場の環境認識の判断ツールなのですがうまく使いこなせれば相場の転換点で売買できる可能性を秘めた投資方法です。

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サイクル理論とは

 チャートを見る時、数百本のローソク足を表示させると安値がある一定の周期で現れることがあり、この安値の周期を1つのサイクルとして考えます。周期的に安値が現れるので現在の環境が安値に向かっているのか?それとも既に安値を付けて上昇していくのかの判断材料になります。
 具体的な例を出しておきます。

ドル円の2012年以降の上昇相場でのサイクルカウント

 2012年後半からアベノミクスの金融緩和によりドル円は強く上昇しました。この時の週足チャートでサイクルを確認します。

 9ケ月から14ケ月の安値サイクルを5つ形成しています。平均すれば11ケ月で-2ケ月から+3ケ月の範囲ですから比較的きれいなサイクルを形成したパターンです。

 11ケ月周期で安値が来るのならこの時期に買いを検討するもじくは準備をする事ができていれば大きな利益を狙えるという事になります。

サイクルの種類は時間軸によって異なる

見ている時間軸によってサイクルの種類が変わってきます。以下は一例として挙げておきます。

サイクル種類 大きさ
超長期サイクル 25年前後
長期サイクル 8年前後
中期サイクル 2年前後
プライマリーサイクル 20週から30週前後
メジャーサイクル 5週前後

適用できる相場は

個別に見ればサイクルが奇麗に出る銘柄とそうでないものもありますが基本的にはFX、株式、商品(先物)等すべての相場でサイクル理論は使えると考えております。

サイクル理論の使い方

 高値、安値を示してくれるチャート、一般的にはローソク足を使います。時間軸は自分で取引する時間軸の一つ上の時間軸でサイクルを確認するのがお勧めです。日足で売買するなら週足でのサイクルを確認するといった具合です。

サイクルの数え方

 サイクルは基本、ローソク足で特徴的な安値を付けたポイントを目途にします。特徴的なというのは前後10本から20本の範囲で最も安い値位置にあることです。

 しかし、持合の中でもサイクルのスタートだと判断する場合もあります。

 2012年後半以降のドル円のチャートでは2014年6月は安値ではないもののサイクルとして区切っています。サイクル理論の特徴として新たなサイクルが始まった場合、最初の上昇が最も強くなるという特徴がありますので2014年6月以降の力強い上昇を見て、ここで新たなサイクルが始まったのだと考えられるわけです。

サイクル理論の形(トレンド判断)

高値安値を切り上げているか

 サイクルの波形でまず確認するべきことが高値と安値を切り上げているかです。上昇トレンドならば切り上げ、下落トレンドならば切下げとなります。特にサイクルの始点となら安値を割り込むかは大きな意味を持ちますので注目ポイントです。

ライト(レフト)トランスレーション

 高値安値は価格に対するトレンド判断ですが時間に対してのトレンド判断となります。上昇する時間 > 下落する時間 ならばライトトランスレーションとなり上昇トレンド、上昇する時間 < 下落する時間 ならばレフトトランスレーションとなり下落トレンドとなります。

安値切下のライトトランスレーションの場合

 綺麗な上昇トレンドならば安値切上のライトトランスレーションとなりますが実際には安値を切り下げているにも関わらずライトトランスレーションという場合も多々あります。

 こういった場合のトレンド判断は教科書的には持合となるのですが個人的には価格の動向に重みを置いていますのできれいな波形ではないけれど上昇トレンドと考えています。

サイクル理論の注意点は

 サイクル理論はあくまで相場の環境認識で別に売買ルールが必要になります。特に下落している環境でサイクルのスタートを疑っての売買なので基本的に逆張りとなるので損切の設定は必ず必要です。

 損切はサイクルスタートと考えられる安値に設定しておくことが一般的で安値を更新したなら損切し、再び上昇に転じたらサイクルのスタートを疑って買いに入るといった具合です。

 大きなサイクルのスタートになればなるほど損切の回数も増えていく傾向にありますが大きなサイクルに乗れた時の利益も大きくなります。

サイクル理論のトレードへの応用

 サイクル理論の特徴に大きな波(サイクル)は小さな波(サイクル)を2つから5つ程度含んでいますので常に1つ上の時間軸のサイクルの影響を受ける事になります。

 自分のトレードが日足をみて判断するのであれば一つ上の週足での環境認識(サイクル)を確認することが必要となります。

 同様に4時間足でのトレードなら日足、1時間足でのトレードなら4時間足は確認しておくべきでしょう。

サイクル理論のまとめ

1)サイクル理論は相場の環境認識の一つで周期的に表れる安値、高値から相場の転換点を推測できる。
2)トレードに応用する場合は逆張りとなるので損切の設定は不可欠。
3)相場を選ばずFX、株式、商品(先物)でも適用可能。
4)時間軸によってサイクルの大きさが変わってくるので自分の投資スタイルに合ったサイクルを狙うと良い。
5)投資する時間軸の一つ上の時間軸でのサイクルは確認しておくべき。

 サイクル理論は底値から天井まで大きな値幅を狙える魅力的な投資手法であると考えます。

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